こころの歌創作教室

第7回 メロディづくり(その3)


とんだことになったもんだ・・・
 メロディづくりの3回目、今回は実践編です。今までお話したことを思い出しながら取り組んでください。必ずできますよ!!※注)小さい文字の注釈のところは音楽専門用語です。読まずに先へ進んでもかまいません。

とんだことになったもんだ・・・

<そんなつもりじゃなかったのに・・・あ〜ぁ 困ったなぁ>といった意味合いですね。また<他者に起こった出来事を面白がっている>といった場合も使いますね。これを歌詞としてメロディづくりに挑戦します。

まず・・・

メロディのリズム(と・ん・だ・こ・と・・・それぞれの音の長さの相互関係)はどうしますか?

メロディライン(と・ん・だ・こ・と・・・それぞれの音の高さの相互関係)はどうしますか?


1.もしも・・・
 もしもメロディのリズムを

とんだーこ−とになった−もんだー とすると
飛んだコートに 鉈(なた)揉んだ といった意味合いに聴こえるかも


2.ここはやはり・・・
 ここはやはり次のようにすべきでしょうね。

    ※●印はトントンと一定の速さでリズム打ち
    ※△印は言葉のない(休みの)ところ


1) リズム打ちしながら、声に出して(△とんだことに〜)と声にだして読みましょう。

2) 1)ができたら、●を両手で交互打ちしながら、ことば(歌詞)を歌うように声に出してみましょう。

 できるまで繰り返します。


 この操作ができるようになったらメロディづくりはすぐそこですよ!!


3.さあ・・・
 さあメロディづくりです。ここで前回(メロディづくり2回目)の表を思い出してください。

     
       
     


これと同じ操作を △とんだことにー△なったもんだ でやりましょう。

                               
                               
                               
                               
※右方向へ時間の経過/上下が音の高さです。

1)一番強調したいことば(通常は高い音にします)は何でしょう?「とんだこと」 ですね。

2)次に大切なのが?「なった」 ですね。

3)強調する「とんだこと」は全部同じ高さの音でも意味合いは通じますが、
   より刺激的に強するために、次のように跳躍させて見ましょう。つまり・・・

   
       
       
     
     

とするわけです。で、「んだこと」まで同じ高さを保って、いかに大変な事態なのか!を強調してみましょう。つまり・・・

     
            に?
            に?
           
           

「に」はその前より下がっていればどちらでもいいのですが、次の「なった」 を強調するために、より低い方の「に」を選ぶことにしましょう。

               
                   
                 
                     
                   

「なった」の「っ」は発音しませんね。で、「もんだ」はさらに低いですね。そこで・・・

                    (だ)  
                           
                         
                         
                       
1 - 2 - 3 - 4 - 1 - 2 - 3 - 4 -

「もん」は、実際にはひとつの音として発音しますね。

では、これを実際の音(メロディ)にしてみましょう。《♪メロディ:例1
注)数字1−2−3−4−は、4拍子としてカウントする場合の拍(拍子をきざむ単位)の位置です。


4.ここまでの・・・
 ここまでの説明を踏まえて、メロディを口ずさみ、それを記録(録音)します。 が、その前に、この歌がどのような状況、どのような心境を表現しようとするのか、方向を定めておきましょう。歌は心、想いを表現しますね。

 よくある例を挙げると・・・

1)明るく 軽快 注)通常は長調 リズミカル
2)静かに 懐かしく 注)通常は長調 ゆったり 分散和音の伴奏
3)コミカルに おどけて 注)通常は長調 リズムに特徴 ユニークな音色
4)悲しい 困った 注)通常は短調 ゆっくり レガート
5)激して 悲しみの極致 注)短調 激しく 揺れ動く


 とんだことに〜 の場合 1)、2)、5)は無いでしょうね。それでは、3)と4)での事例を紹介しましょう。それぞれ、何度か繰り返し聴き、一緒にとんだ・・・ と、歌詞で口ずさんでみましょう。


 3)の例 《♪コミカルなメロディ:例2》   3)の伴奏付 《♪例3

 4)の例 《♪困ったなぁ・・例4》   4)の伴奏付 《♪例5

 いかがでしたか?


※本講座で使用される音楽は、すべて著者の監修により録音・編集されたものです。
※楽曲の著作権は、著者、および、作詞者・作曲者が有します。無断で使用することはできません。





さて、当講座も最終段階。
次回からは 皆さん自身で作詞・作曲に挑戦ですぞ!

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