こころの歌創作教室

第9回 総合編(その2)


計画1
 「こころの歌」づくり総合編の2回目、メロディづくりです。前回の、小6の女の子が作った歌詞です。


■1番〜おねえちゃんのこと〜

1.うまれた時から おねえちゃん
2.やさしくてきびしい おねえちゃん
3.かあさんにもなる おねえちゃん
4.おにいちゃん大好き おねえちゃん
5.しあわせになって おねえちゃん
6.おにいちゃんたのむね おねえちゃん


■2番〜おにいちゃんのこと〜

7.ふと気がついたら おにいちゃん
8.お助けマンの おにいちゃん
9.建築家になる おにいちゃん
10.おねえちゃん大好き おにいちゃん
11.しあわせになって おにいちゃん
12.おねえちゃんたのむぜ おにいちゃん


 おねえちゃんのこと 1から6まで と おにいちゃんのこと 7から12まで はほぼ同じ文字数ですから、基本的には同じメロディでいきましょう。
 僅かに文字数が異なるところは、その部分だけ微調整することにします。


★おしごと1
 まず圧倒的に多いことば、『おねえちゃん』についてメロディのリズムを決めておきましょう。次の四例を比較してください。注)数字1、2、3、4は、4拍子としてカウントする場合の拍(拍子をきざむ単位)の位置です。○は休符を表します。

例1(♪録音1
おね えちゃん    

例2(♪録音2
○ お ねえ ちゃん  

例3(♪録音3
おね ちゃ

例4(♪録音4
おね えちゃ 〜ん    

※作者は{例2}を多用し、他の例も印象的に使うことにしました。


★おしごと2
 次にことばを発音する際の高さの変化(抑揚)です。「おねえちゃん」は通常次のとおりですね


     
     
    ちゃん


★おしごと3
 おしごと1・2の要領で、前半のことば全てについて、繋がりを考慮しながらメロディづくりをすすめます。
楽譜が書ける方は、自分で歌ったメロディを書き取ってもいいですが、気に入ったフレーズが出来たら、その都度録音しながら進めていく方がその時々の印象を正確に残せます。



ぽいんと!!
 番号の1から4(お兄ちゃんでは7から10)までがエピソードの紹介ですね。この間は楽しくコミカルな感じがいいでしょう。

 番号の5〜6(お兄ちゃんでは11〜12)になると、女の子の思いを切実に訴えています。従ってここは、思いを込めて歌える・訴える(長く伸ばす・高い音で思いっきり歌う)ほうが思いが伝わるわけです。


計画2

 さあ、きました。いよいよ山場(感情表現のピーク)です。この歌の最高のクライマックスに向かうわけです。


■3番〜お祝いのことば(私の気持ち)〜

13.おめでとう おにいちゃん・おねえちゃん
14.ふたりは わたしの夢・あこがれ
15.絶対絶対 しあわせになってね
16.でもわたし 仲間はずれは やだよ

しあわせになってね おねえちゃん
おねえちゃんたのむね おにいちゃん


★おしごと4
 1・2番で感情のピークに到着していますから、ここで次のようにして「意外性」を演出し、一旦落ち着く。そして最後のクライマックスへ!!


1)「はなしことば」を挟む。

2)一旦、落ち着いて、再び高まっていくために、ここで特殊な転調をする。(ニ長調から変ロ長調へ

3)前半(1・2番)に比べ、切れ切れに聴こえる(休符を多用する)メロディにして感情の高まり(胸いっぱい・・・)を演出する。



 次回、創作事例曲『おめでとう!!』の紹介と完成をもって本シリーズを完了いたします。「こころの歌 創作教室」へ訪問いただいた皆さん、ありがとうございました。

※本講座で使用される音楽は、すべて著者の監修により録音・編集されたものです。
※楽曲の著作権は、著者、および、作詞者・作曲者が有します。無断で使用することはできません。



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